ナローポルシェ車検整備作業
こんにちは、オートスポーツの窪田です。
今回は車検でお預かりした 911S の点検作業を見させていただいていたのですが、
なんと……6連スロットルではありませんか!
元ミツワのベテランメカニック・Kさんに伺ったところ、
1969〜1973年モデルの911Sおよび911Eは、機械式インジェクション(いわゆる“メカポン”)仕様とのこと。
私が調べた限りでは、マルチスロットルを初めて市販車に採用したのはこの年代の911のようです。
当時からポルシェが、エンジンのレスポンスやフィーリングを徹底的に追求していたことが伺えますね。
エンジンやメカポンをしっかりオーバーホール(OH)したうえで、
6つのスロットルをすべて同調させた時のフィーリングは格別。
思わず笑みがこぼれるほどの気持ち良さだそうです。
そしてそのエンジンサウンドは、まさに——
「機械が奏でる最も美しい呼吸」
オーナー様のお車は現在、丁寧に点検・整備を進めております。
仕上がりまで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。